先日CIC社から公開・掲載されていた『中国ソーシャルメディア構造図』について、日本語で分かりやすい記事をみつけたので、(→ 中国有力ITサービスが一目で分かるインフォグラフィック『中国ソーシャルメディア構造図』(osschina))こちらにあるソーシャルメディアのカテゴリとおすすめしたいサービス・アプリを一緒に紹介したいと思います。
YoutubeやTwitter,Facebookなど、世界のソーシャルサービスが中国国内ではアクセスできない(最近は、VPNを利用して使ってる人も少なくないようです。)という実情から、世界の主流サービスと似たような機能をもちながらも国産特有の機能をもったサービスがユーザー数を獲得しています。
2014年版でも、
社交网络(SNS)
论坛(フォーラム)
移动社交(モバイルSNS)
电子商务(eコマース)
社会化生活(ソーシャルライフ)
短视频社交(ショートムービー)
图片社交(ソーシャルフォト)
商务社交(ソーシャルビジネス)
旅游社交(ソーシャルトラベル)
即时通信(インスタントメッセージ)
视频音乐(ミュージック・ビデオ)
博客(ブログ)
微博(ミニグログ)
……など大項目・小項目で細かく分かれて紹介されています。
その中から、いくつか自分が使っているサービスと合わせて所感、おすすめなど紹介します。
まず、全体的に言えることですが、日本や世界のサービスの主流は、”いかにシンプルにするか”ということが重視されると思いますが、中国のアプリやサービスは大半が”隠し機能”なんじゃないか?っていうくらい、機能が多い上に、”なぜこのアプリにこの機能?”というものが多い。
いってみるなら、、、一つのアプリで”あれも、これも、どれも”状態…。|・ω・*)チラ
【社交网络(SNS)】
QQ空間、朋友网、人人网、ですが、”朋友网”と”人人网”は学校や住まいの地域などからUserを検索したり、アドレス帳などと連携して知り合いを探して追加、利用ができますが、→特に朋友网は他のQQアカウントでの投稿内容なども全部反映されるので、”おまとめ”っぽい感ありなんですが、Facebook同様、ひょんなところで知り合いを見つけられます。Σd(゚∀゚d)
QQ空間はQQでつながっている友人にも共有できるミニブログ、的な位置。
書ける文字数に違いはあるけど、”QQ空間”は「微博」のカテゴリの方が近いのでは?と思いました。
【移动社交(モバイルSNS)】
微信(Wechat) は、このブログでもよく取り上げるし、最近は日本でも良くりようされているので、ご存知な人も多いと思いますが、よく「”LINE”のような〜」と紹介されているサービスです。
しかし、チャット中のスタンプがめっちゃ動く!という特長以外にも、各アプリ(音楽やニュース、写真、地図、など)との連携や、モーメンツ、というFacebookのタイムラインのような仕組みがあり、なかなか使いやすいアプリです。
公式アカウントや個人アカウントの交換などにQRコードを積極的に取り入れているところも面白い。
PCでのチャット利用もQRコードで利用設定をします。
もう一つ、おなじカテゴリにあるけど”日本人には使えないアプリ”と言われている「陌陌」アプリは、相手の位置まで何キロ、とか距離を公開しちゃうというプライバシーだだっぴろげなアプリ。(でもスゴい人気あります。)
興味ある人は是非、使ってみて♪(これは、DLするのをためらいました;)
【即时通信(インスタントメッセージ)】
代表的なのはQQですが、Wechatや微友もよく使われていると思います。大きな添付ファイルもつけてのチャットなら→断然QQが使いやすい。PC版もあるので、スマホQQとQQメールとPC版QQが連携できてる感じ。
【视频音乐(ミュージック・ビデオ)】
中国国内では、QQや百度の音楽・ビデオアプリなどが有名ですが、日本では地域制限?のため、見られません。
日本では、”PPTV”や”PPS”アプリ(iOS,Macアプリ共にあり。)は見られます。
→中国の番組だけでなく、海外のドラマとかも一部シリーズ立てで見られるので、ドラマ好きにはおススメ。音楽では、音楽の量が多いし、”虾米”や”多米”が個人的にはなかなか良いと思います。
とくに、”多米音楽”は歌詞付きで音楽が聞けるし、オフラインで聴くようにすることもできます。
【电子商务(eコマース)】
私は淘宝くらいしか利用しませんが,国内では、当当网も人気のようです。
購入の際に日本のアマゾンのような感じで買うことよりも、相手との交渉などをQQアカウントなどを使ってする必要があるので、ちょっと日本人にはハードル高い;
ファッションマニアには”蘑菇街”や”美丽说”などのアプリで服の組み合せでファッションチェックできるので人気がありますが、、どうもEコマースサイトへの誘導としての色が濃すぎて・・・広告っぽすぎるのかな?
【微博(マイクロブログ)】
中国のブログといえば「新浪微博」(SINAウェイボー)、と日本で言われる程有名ですが、周りの中国人の友人などの月あたりの投稿数は減ってきているような・・・。
「新浪微博」での”ファンを増やしましょう!”的な広告などのコメントがはいってこないWechatのモーメンツへの投稿に転向しているように思います。